まずは、座布団やグッズの一部に若干レッドを加えてみました。白が手にするかろやかさ、木の家具や床の自然なムードは変わらずですが、ぱっと目を引くポイントができたことで、部屋全体のインパクトが粛然として見えます。少しの色を加える、それはアクセント的効果の高級な色づかいになります。基調の色に対し、その20%くらいまでを‘少量"の見通しにするといいでしょう。
カーペットマットや座布団などで赤のボリュームを加えて増やし、見た目のインパクトで基調の色と半々くらいにしてみました。白&木の色と、レッドの両方が等しいような強さで目にとまるため、派手な印象になります。部屋が少しだけさびしいと感じたときには、1セット1の色づかいを試してみるといいと思います。
長椅子も赤に替え、赤のボリュームをベースの色よりたくさんにしてみると、ホワイトの軽快さがなくなった代償に、赤の持つ華やかでしっとりした雰囲気がアピールされるようになりました。色の個性を強く活用したいときは、ブラインドかけやソファなど広い領域に使うと効果的。基調の色のホワイトがこの場所では反発に強調になり、ホワイトさが加えて際立って見えます。
同じボリュームでも色みにより見え方は違った”色には、出っ張って感じる色と引き締まって見える色があるのをご存じですか。侭号機で止まれが赤なのは、レッドという色がより出っ張って見えるからで出っ張っている感じるというのは、つまり目にとまりやすいということ。それだけインパクトが強くなります。反対に引っ込んで感じる色の代表は紫。紫は人間の目には認識しにくく、そのためインパクトが薄くなります。色が持つこの性格は、色づかいのボリュームにも影響します。凸色はやや少なめに使っても、インパクトは豊富。凹色はちょっと多めに使わないと目にとまりにくくなります。ビビッドトーンのなかでは、レッドや橙色、黄色が凸色、青からバイオレッドにかけては凹色、グリーン系はその中間になります。パステルやグレイッシュ雰囲気はビビッドな色に比較して、印象が乏しくなります。
お気に入りのひと色にもう一色加えるとしたら……。最もそろえやすいのは、類似した色みを合わせる方法になります。色みに共通点がありながら、インパクトがちょっと違うため、疎外感なくまとまり、しかもリズムのあるコーディネートができます
焦げ茶色とピンク。まったく違った2色に見えますが、じつはムードは違うのですが、カラーサークルではすぐ近くにあります。ひかえめな落ち着いた雰囲気に見えるのは、似た色みをもつためです。同じトーンに固執せず、ビビッドと淡彩、淡彩とグレイッシュなどから似た色みを追求すると、意外に斬新な組み合わせが見つかります。
カラーサークルで近い位置にある2色のことを巽似色といいます。イエローと橙色、どちらもヒビッド雰囲気のこの2色合わせは、元気ではつらつとしたインパクトです。木製の調度品は床に似た色みのため、部屋そのものが美しくマッチします。この2色づかいは、色みの強度で勝る橙色をアクセント白に使用すると引き締まった印象になります。
たとえば一枚のファブリック。現実には温度などないのに、色によって暖かく感じたり、涼しく感じたりすることがあります。色にはそのインパクトから生まれる温度があり、それはインテリアのコーディネートでも大いに有効です。暖かいインパクトを承るのは、お日様を連想させる赤や橙色、薫巴。涼しいインパクトなのは海やスカイを思わせるブルー系の色。暖色どうしの組み合わせで、もし色の温度が高すぎる気がしたら、パステル雰囲気の色を調整役に使ってみましょう。たとえば橙色と黄色の組み合わせ。黄色をクリーム色に替えれば温度は少しだけ下がってしまいます。塞琶どうしの組み合わせでは、色の分量を少なめにして、調度品や床の木の色を多めに出すようにすると、〈涼しすぎ〉の解消になります。